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平家物語 
ハンドメイドブログですが,
今回は,本の話です.
とはいえ,ちょこっとハンドメイドと関係があります.

わたしの一番好きな本,それは・・・

新・平家物語(一) (吉川英治歴史時代文庫)

新・平家物語 (吉川英治).全16巻.

し,渋すぎる・・・・



平家が勃興してから,壇ノ浦の戦で源氏に破れ,
鎌倉幕府が開府されるまでの歴史長編です.

高校生のときに読んでハマって,その後も何度読み返したことか.
いろんな人物がめまぐるしく浮き沈みしつつ
時代に流されていくさまは,
まさに「祇園精舎の鐘の声~」の一節そのままで,
ダイナミックで,かつ,哀しいのです.


NHK大河ドラマ「平清盛」に触発されて,
最近,また読み返しはじめたのですが・・・


なんと,意外にも,平家物語の中に,
われわれの仲間がひそんでいたのを発見!


その名は,


時子! ←平清盛の正妻




平清盛が一介の地下人から,ようやく出世し始めた時期の記載に,
こんな一節があるのを発見しました.

この建物(庭にある機屋)は,時子の希望で建ててやった15坪ばかりのもので,
二台の機織機械をすえ,半分には,染物瓶やらロウケツ染めの工具やら,
刺繍の台なども備えてある.

育児も見ながら,彼女は,童女のころ,宮中の更衣殿で習い覚えた手工芸を,
家庭でもしていた.
よほど心に合っている趣味らしく,織娘もおき,妹たちもよんで,
好きな色や図案が織物のうえに出るのをまたなく楽しんでいるふうだった.
何よりは,世間にはない,珍しい衣服を,われも着,子たちにも着せ,
人にもわけて,批評されたり,喜ばれるところに,歓びがあるらしい.




時子ぉぉぉ~~~!!(@0@)

わかるっ,わかるぞ~~~!!
時代は違えど,アナタは間違いなく,われわれと同じ魂の持ち主だわ.
もし,平安の世にブログがあったとしたら,
絶対ブログ作って,ブロ友とコメントやりとりしまくってたね!


ケロ御前(←!):
 はぁ~い,トキコ! 
 今回のロウケツ染め,超かわいい~~♪
 萌え萌え~~.

時子
 アリガト~!
 でもね,ほんとはこんなことしてるヒマないんだよね.
 夫からは,「源氏が攻めてくるから音羽山に避難しろ」って
 いわれててさぁ.
 でも,途中でやめらんなくってぇ~
 ・・・って,あれ,なんか遠くからひづめの音が・・・
 ぎゃああああああ!!


平安の世には,きっとこんな親近感わきまくりの
アホもいたに違いない・・・

というか,平成の世で,こんな「平家物語」の読み方を
しているアホも,わたしくらいなもんだろう.



なんか,全く関係ない妄想話に終わってしまいましたが.



新・平家物語,
物語が重厚なわりには,平易な文章で読みやすくってオススメですわい.




でも,妻となり母となった今,改めて読み返すと,
あまりにカンタンに親兄弟が生き別れになったり,敵味方になったり,
はては一家皆殺しになったりするので,
読んでてちとつらい.


negao

平成の世に生を受け,安心しきって熟睡中の,うちの御曹司.

平和な時代に,一般ピープルとして生まれる.
それだけで,もう十分ラッキーだね.





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02/13. 09:04 [ BOOKS ] CM14. TB0 . TOP ▲
コシノ洋装店ものがたり ~洋裁を愛するすべての人に~
「洋裁を愛するすべての人に」


最近ミシンをうっちゃって,
編み物に没頭している私がいうのもナンですが・・・

うかつにも,朝の連続ドラマ「カーネーション」の原作とは知らず,
通勤途中の本屋さんで手に取ったこの本が
面白かったのです!

コシノ洋装店ものがたり (講談社プラスアルファ文庫)



あらすじは省略.
連ドラ観てください(←オイ!)
以下,感想です.




時代は昭和初期.
女性は結婚して家庭を守るのが当たり前だった時代に,
洋裁に憧れ,家族や世間の反対を押し切って洋裁を学び,
自分で店を構えて,家族を養いつつ戦前戦後を行きぬいた,
コシノアヤコの自伝です.
3人の娘はいずれも世界的なファッションデザイナーになっています.

すさまじいのは,コシノアヤコの洋裁への執着心と,
あの時代に「女性だってやりたいことをやって生きていい」と
信じぬくことができた,メンタルの強さです.

いまでこそ,女性はいろんな生き方の選択がしやすくなり,
わたしも,

「仕事?家庭?どっち優先?」
「自分にとって理想的なライフワークバランスを!」

なんぞと書かれている女性誌を
あったかい部屋でカップめんすすりつつ,
のんきに流し読みしたりしておりますが・・・

女性が仕事をすることに対して,世間の逆風が吹きあれた時代にあっては,
はたして自分はどこまで仕事をすることに執着しただろうか・・・
「自分はやりたいことを貫いていい」と信じ切れただろうか・・・

たぶん,家族に反対されたあたりであっさり折れて,
時代の流れに乗る楽な生き方をしていたことと思われます.
ヘタレなので・・・


昭和初期と比較すると,
現代の働く女性は,ずいぶんと制度に守られていますね.
女性が働くことに対しての世間の目も,
年々緩和されてきて,ときに追い風すら感じることもあります.

仕事と育児の両立に関しては,
いろいろとグチりたいこともあるけれど,
所詮は,先人たちが死に物狂いで切り開いた,
「舗装された道」を走ってるに過ぎないと思い知らされます.

しかし,男性の道が5車線道路だとすると,
女性の道はせいぜい2車線くらいか?
いくら「男女格差がなくなってきた」と言っても,
まだまだ見えないカベがそこかしこにあります.
女性の道を名実共に広げるためにも,
がんばらねば!

・・・と,殊勝に閉めてみた.



最後に:
この本で,若干ものたりなかったのは,
当時のミシンや生地などに関することが,あまり触れられていないこと.
洋裁好きとしては,ここいらへんをもうちょっと詳しく書いてくださってたらなぁ,と
思わないでもない.

本の構成が「仕事を貫いた女性の生きかた」に焦点を絞っているので,
いたしかたないのですが.

あと,ドラマも観よっと.
(↑ほとんど観てないでこれ書いてるとこがすごいよ自分・・・)
















01/16. 09:29 [ BOOKS ] CM13. TB0 . TOP ▲
「The Road」~感動の親子本
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

すごい硬質な本です
(紙が固いとか、そーいうんじゃなくて・・・文体が)。

あいまいで情緒的な表現などいっさいなくて、
事象だけを淡々とつづっていくスタイル。
子育てママたちのもつ、ほわほわーんとした雰囲気とは
対極にあるような文体の本です。

なのに・・・

子供を持ってる人なら、涙なしには読めない!けろん あいこん なみだ

カンドーの親子の絆を描いた本なのです。


ときは核戦争後。
灰が舞い、悪党が跋扈する無法の世界。

その中を、男が幼い子供を連れて、
安息の地を求めて放浪する。

ま、一言でいえば、

北斗の拳 小説版ですな!けろん あいこん ごきげん
むすこ あいこん ちんもく ピュリツァー賞受賞作なんですけど・・・・一緒にしてええんかいな。

荒涼とした地をさまよう
過酷な旅を淡々とした筆致で描く合間に、
ぽつぽつと交わされる
親子の短い会話が泣けます。

 ひとつ訊いていい? と少年はいった。
 ああ。いいよ。
 ぼくたち死ぬの?
 いつかはな。今はまだだ。

 (中略)

 またしばらくして闇の中で声を出した。ねえ訊いてもいい?
 ああ、いいよ。
 ぼくが死んだらどうする?
 パパも死にたくなるだろうな。
 一緒にいられるように?
 そう。一緒にいられるように。
 わかった。


ううう~。泣ける・・

ただ、この小説の唯一の難点は、
会話以外の本文で、文章がすごく長いことです!。
(それって難点なのか・・・??)

例えば・・

木は湿っていたがナイフで死んだ樹皮を削ぎ枝と小枝を組み重ねて熱で乾かした

まるで「ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレ」的なこの文章、
読んでてツラくないですか?
ブログの見すぎで短い文章に慣れた頭では、
正直言って、これはキツい。
頭ん中で句読点を打って、なんとか読んでますが。

そんな方には・・・

長い本文は流し読みして、
会話文だけ拾い読みする
という手が!けろん あいこん おおっ

もう読まなくってもいいぞ・・・むすこ あいこん いかり2


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11/16. 16:45 [ BOOKS ] CM0. TB0 . TOP ▲
燃えさかる薪 曾野綾子
燃えさかる薪―ある復讐の物語 (中公文庫)
曽野 綾子
4122032083


実家の書棚にあったこの本の中に見つけた、
はっとするような文章・・・

「僕は、普段の生活だって、自分勝手で、
享楽的で、決してストイックなとこはないんだけど、
自分が得してうまくやたって思うことには、
後になってあんまりいい香気がしないんだな。
何だ、普通のことしかしなかったじゃないか、と思う。
それで充分なんだけど、
僕がそのことによって上等な人間になった、と
思うことはないんだ。
 だけど、僕が、譲って、損をして、そして
愚かなことだといわれるようなことをしたときに、
僕は後で考えてよかった、と思うことがあるんだ。」

「今世間は、やりたいことをやることが生き甲斐だ、
というようなことばかり言ってるけど、
それは多分ほんとうじゃないんだよ。
だから不満な人ばかりいることになる。
したいことじゃなくて、するべきことをしたとき、
人間は満ち足りるんだ」


ストンと腑に落ちる。
たしかにそのとおり。

「自分がこれだけしているんだから、
相手も同じだけ返すべきだ」

ワタシは、ときどき、こんなケチな損得計算を
心の中でしてしまう。

でも、現実には、相手が「同じだけ」を返してくれることも、
自分が相手に「同じだけ」を返せることも滅多にない。
その結果、心の中にいつもフラストレーションを抱えてしまう。

でも、世の中、与えたりもらったりの関係は、
たとえばお買い物のように、相手と自分の一対一で
精算できるようにはなっていない。
give and takeの因果関係は、もっと複雑。

むしろ、「何の徳にもならないのに、なんでこんなことしてるんだろう」
と思うようなことを一生懸命やったときにこそ、
信頼や友情などの得難いものを得られるものだと、
いままでの経験を振り返って思った。

09/10. 11:48 [ BOOKS ] CM0. TB0 . TOP ▲
  
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