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コシノ洋装店ものがたり ~洋裁を愛するすべての人に~
「洋裁を愛するすべての人に」


最近ミシンをうっちゃって,
編み物に没頭している私がいうのもナンですが・・・

うかつにも,朝の連続ドラマ「カーネーション」の原作とは知らず,
通勤途中の本屋さんで手に取ったこの本が
面白かったのです!

コシノ洋装店ものがたり (講談社プラスアルファ文庫)



あらすじは省略.
連ドラ観てください(←オイ!)
以下,感想です.




時代は昭和初期.
女性は結婚して家庭を守るのが当たり前だった時代に,
洋裁に憧れ,家族や世間の反対を押し切って洋裁を学び,
自分で店を構えて,家族を養いつつ戦前戦後を行きぬいた,
コシノアヤコの自伝です.
3人の娘はいずれも世界的なファッションデザイナーになっています.

すさまじいのは,コシノアヤコの洋裁への執着心と,
あの時代に「女性だってやりたいことをやって生きていい」と
信じぬくことができた,メンタルの強さです.

いまでこそ,女性はいろんな生き方の選択がしやすくなり,
わたしも,

「仕事?家庭?どっち優先?」
「自分にとって理想的なライフワークバランスを!」

なんぞと書かれている女性誌を
あったかい部屋でカップめんすすりつつ,
のんきに流し読みしたりしておりますが・・・

女性が仕事をすることに対して,世間の逆風が吹きあれた時代にあっては,
はたして自分はどこまで仕事をすることに執着しただろうか・・・
「自分はやりたいことを貫いていい」と信じ切れただろうか・・・

たぶん,家族に反対されたあたりであっさり折れて,
時代の流れに乗る楽な生き方をしていたことと思われます.
ヘタレなので・・・


昭和初期と比較すると,
現代の働く女性は,ずいぶんと制度に守られていますね.
女性が働くことに対しての世間の目も,
年々緩和されてきて,ときに追い風すら感じることもあります.

仕事と育児の両立に関しては,
いろいろとグチりたいこともあるけれど,
所詮は,先人たちが死に物狂いで切り開いた,
「舗装された道」を走ってるに過ぎないと思い知らされます.

しかし,男性の道が5車線道路だとすると,
女性の道はせいぜい2車線くらいか?
いくら「男女格差がなくなってきた」と言っても,
まだまだ見えないカベがそこかしこにあります.
女性の道を名実共に広げるためにも,
がんばらねば!

・・・と,殊勝に閉めてみた.



最後に:
この本で,若干ものたりなかったのは,
当時のミシンや生地などに関することが,あまり触れられていないこと.
洋裁好きとしては,ここいらへんをもうちょっと詳しく書いてくださってたらなぁ,と
思わないでもない.

本の構成が「仕事を貫いた女性の生きかた」に焦点を絞っているので,
いたしかたないのですが.

あと,ドラマも観よっと.
(↑ほとんど観てないでこれ書いてるとこがすごいよ自分・・・)
















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01/16. 09:29 [ BOOKS ] CM13. TB0 . TOP ▲
  
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